【本・書籍レビュー】これからの生き方を考える〜LIFE SIFT〜
こんにちは。WHATSONです。
本日は「LIFE SHIFT(ライフシフト)」のレビューです。
前作の「WORK SHIFT(ワークシフト)」も話題になっておりましたが、今回は
”仕事”よりもさらに広い”人生”というテーマで発行されました。”生き方”という書き方の方がしっくり来るかもしれません。
特に20代、30代は一度読んでおくべき本だと思います。
「LIFE SHIFT」サマリー
目次
序章 100年ライフ
第1章 長い生涯
第2章 過去の資金計画
第3章 雇用の未来
第4章 見えない「資産」
第5章 新しいシナリオ
第6章 新しいステージ
第7章 新しいお金の考え方
第8章 新しい時間の使い方
第9章 未来の人間関係
終章 変革への課題
前提
いま先進国で生まれる子どもは、50%を上回る確率で105歳以上生きる。
という長寿化を前提に、これからの人生設計のあり方を様々なシナリオを通して書かれています。長寿化が進むことによってこれまでの人生に対する考え方は多様化していきます。
ポイント
これまでは「教育、仕事、引退」という3ステージの人生を前提にしたライフスタイルが一般的でしたが、長寿化が進むことでこの3ステージの概念が崩れると主張しています。
寿命80歳が前提であれば65歳で引退してから15年分の資金で住んでいましたが、105歳を前提とすると40年分の引退後の資金の準備が必要となります。これまでの感覚の2倍以上の資金を確保しなければいけないわけです。
そのため多くの人は「仕事の期間」を伸ばさざるおえなくなります。
そこで筆者が提案しているのが3ステージ型のライフスタイルからマルチステージ型のライフスタイルにシフトすることです。
具体的には以下の3つ。それぞれは年齢に関係なく、かつ同時期に重なることもある。
エクスプローラー(探検者):
新しい発見をするための期間。様々な可能性を模索する。
インデペンデントプロデューサー(独立生産者):
・自分の職を生み出す期間。生産活動を通じて学習することに重きを置く。
ポートフォリオワーカー:
・異なる種類の活動を同時に行う。
こういった新しいステージを取り入れながら有形資産(お金等)と無形資産(スキル・知識・仲間・健康・家族・友人など)を形成していく必要があると主張されています。
まとめ
筆者は現在いわゆるアラサーです。新卒で入った企業でずっと営業職を経験してまいりました。そんな中、2018年に新婚旅行で世界一周に旅立つための準備として本ブログを書いています。
意図せずではありますが、新婚旅行での世界一周を「エクスプローラー」と「インディペンデント・プロデューサー」の期間として位置付けられます。私なりのステージの作り方を準備する参考として本書を使おうと考えております。