WHATSON BLOG

新婚旅行としての世界一周を準備しているWHATSONのブログ。様々なテーマで記事をアップしています。

【本・書籍レビュー】「働き方改革」って要するに何?

こんにちは。WHATSONです。

 

最近「働き方改革」 ってよく耳にしませんか?学生なら就職活動、サラリーマンなら社内や取引先で一度は耳にしていることかと思います。国も取り組んでいるキーワードですね。

 

今日はそんな「働き方改革」について書いていきます。

 

「働き方改革」って何?

 それぞれの立場によって「働き方改革」の意味合いが変わってきます。「女性の管理職を増やそう」だったり、「多様な働き方(時短勤務や在宅勤務等)ができるようにすること」だったり。少し前は「ダイバーシティ」なんて言葉も流行っていました。

 

私も職業柄、ここ2年ほどは「働き方」というキーワードに接することが非常に多くなりました。

 

しかしながら、企業や国が「働き方改革」を打ち出し始めているものの具体的な中身が見えてこない部分があります。

 

既に取り組まれている企業(※例※)もありますが、ほとんどの企業ではまだ、「これから考えないとね」といった状態です。取り組んではいても蓋を開けてみると「ノー残業デイを作ろう!」だったり、「フリーアドレスを導入しよう!」だったり。

 

結局のところ「働き方改革」って何?何のためにやるんだっけ?という疑問が残ります。

 

※例※
リクルート働き方変革プロジェクト | リクルートホールディングス - Recruit Holdings

 

 

伊賀泰代氏の「生産性」

 

今回紹介する書籍『生産性(伊賀泰代著)』では「働き方改革」の最大の目的を「生産性をあげること」と定義し、「生産性の向上」こそが人口減少や、国際競争力の維持、ワークライフバランスの実現まで解決できるキーワードであると主張しています。

 

長時間労働など、企業のあり方に注目集まっていますが、

「何が問題なのか」という起点の正しい理解が、何より重要だということです。解くべき課題=イシューを取り違えると、どれほど詳細に問題を分析し、膨大な情報収集や多岐にわたる分析を行っても、正しい解にはたどり着けません。

引用:「生産性」より

という本質的な問いがあります。答えの一つを「生産性」と位置付け、マッキンゼー流の資料の作り方や、会議の進め方などの具体的な話も混ぜながら、どうすれば生産性をあげることができるのかをわかりやすく論じられています。 

まとめ

自分の「働き方」 を考える際には、同時に「生き方」まで考える必要があると感じます。少し大きな話になりますが、仕事でも人生でも時間の密度(=生産性)を上げることで生み出される新たな時間を何に使うべきか。社会にとって、そして自分にとって、もっと価値のある時間の使い方を考え続けることが豊かな社会を創り上げるのかもしれませんね。